
ダイレクトメール(DM)とは?効果的なDM発送のための7つの手順をDMのプロが解説
ダイレクトメール(DM)は、企業の広告や営業目的で広く利用されており、受け取る側が興味を持つ内容であれば、高い効果を期待できます。
対象を絞って送付できるため、一人ひとりに合ったアプローチが可能です。
また、最新のデジタル技術を活用することで、より効率的なマーケティングが行えます。
本記事では、ダイレクトメールの基礎知識から活用方法までを網羅的に解説しています。
これからダイレクトメールを始めたい方、効果的なDM戦略を検討中の企業ご担当者様はぜひご一読ください。
目次[非表示]
- 1.ダイレクトメール(DM)とは
- 2.ダイレクトメール(DM)の種類
- 2.1.はがき
- 2.2.封書
- 2.3.Eメール
- 2.4.郵送DMとEメールとの違い
- 3.企業が実施するダイレクトメール(DM)の用途と役割
- 3.1.既存顧客の維持・育成(CRM)
- 3.2.新規顧客の獲得
- 3.3.コミュニティの構築・維持
- 3.4.アンケート・リサーチ
- 4.郵送DMのメリット
- 4.1.適切なターゲットを選べる
- 4.2.サンプルやノベルティを届けられる
- 4.3.クリエイティブの自由度が高い
- 4.4.回読性・保存性が高い
- 4.5.受け取った人への行動喚起を期待できる
- 5.郵送DMのデメリット
- 5.1.費用がかかる
- 5.2.時間がかかる
- 5.3.顧客データのメンテナンスが必要
- 5.4.リアルタイムでの効果測定が難しい
- 6.ダイレクトメール(DM)の費用を抑えるポイント
- 6.1.適切な形状と発送方法を選ぶ
- 6.2.発送通数や重量を調整する
- 6.3.ダイレクトメール(DM)の発送を外部委託する
- 6.3.1.封入から発送までの一連の業務を効率化
- 6.3.2.特約運賃の活用
- 7.ダイレクトメールを始めるなら
- 8.ダイレクトメール発送はディーエムエスにお任せください
ダイレクトメール(DM)とは
ダイレクトメールの定義は、企業が個人または法人向けに送付する印刷物や電子メールを指します。
具体的には、新商品やサービス案内、イベント情報などを顧客に直接届ける目的があります。
この手法は、顧客の関心を引くために文面やデザインに工夫が凝らされ、効果的なコミュニケーションツールとして機能しています。特に、郵送DMは保存性が高く手元に残るため、受け取った人が後で内容を確認しやすく、それが購買行動につながる可能性も高まります。
また、多様な形式で提供されるため、受け取る相手のニーズや好みに応じたパーソナライズも可能であり、マーケティング戦略の重要な要素となっています。
ダイレクトメール(DM)の種類
ダイレクトメールの種類には、郵送DMであるはがきと封書、そしてEメールがあります。
目的や用途に応じて使い分けるためにも、それぞれの特徴を理解し、適切な形式を選ぶことが大切です。

はがき
はがきは、紙面のサイズが小さくコンパクトにまとめられるため、制作費や郵送料を抑えることができます。
印刷した内容がそのまま顧客の目に留まるため、目を引く要素を加えることで、興味を持たれる可能性が高まります。
また、圧着はがきのように加工されたものもあり、より多くの情報を掲載できます。
はがきの場合は封入作業が不要で、封書に比べて短納期で発送できるため、新商品の告知やイベント案内といったDM施策で活用されるケースが多いです。
封書
封書は、複数の印刷物を同封できるため、多くの情報を伝えたい場合に適しています。
商品カタログやパンフレット、注文用紙、返信封筒などをまとめて顧客に届けることもできます。
封筒の素材やサイズ、デザインを工夫することで受け取ったときの印象を強めるなど、他の郵便物に埋もれにくい工夫をすることも可能です。
ただし、はがきよりもコストがかかるため、伝えたい情報をどのようなサイズや重量で送るのが適切かを精査することが、そのDM施策のコストパフォーマンスを向上させる鍵となります。
Eメール
Eメールは、顧客のメールアドレス宛てに商品やサービス案内を一斉に送信できるため、リアルタイムに情報を発信したい場合に便利です。
郵送DMよりもコストがかからず、24時間365日いつでも配信できるうえ、開封率などの効果測定がしやすい点もメリットです。
ただし、ユーザー側でEメールによる広告などを拒否する設定がされている場合は、相手のメールボックスに届かなかったり、届いても開封されずに削除されたりする可能性もあります。
郵送DMとEメールとの違い
はがきや封書といった郵送DMはデザインの自由度が高く、企業や商品のブランドイメージを保ちながら、ターゲットに合わせて効果的な訴求ができるため、比較的高い反応率を得ることができます。
その一方で、制作・印刷、印字、封入、発送に関わるコストや納期がかかります。
顧客のメールアドレス宛にテキストやHTML形式で送るEメールは、郵送DMに比べてコストも納期もかかりませんが、PCやスマートフォンを使えるユーザーのみがターゲットとなることや、デザイン上の制約、メールボックスの中で埋もれてしまいやすいといった課題もあります。
このように、郵送DMとEメールにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴をよく理解したうえで、商材やターゲット層などに応じて適切に使い分ける必要がありますが、両方を組み合わせて利用することで相乗効果を高め、マーケティングの費用対効果を高めることもできます。
企業が実施するダイレクトメール(DM)の用途と役割
ダイレクトメールは企業と顧客との関係を深めるために重要な役割を果たしており、特に既存顧客の維持や育成を図ることに効果的なツールです。
また、新規顧客を獲得する際にも効果的なアプローチが可能です。
このように、ダイレクトメールは多面的な役割を持ちながら、企業の成長を促進する重要なツールとなっています。

既存顧客の維持・育成(CRM)
ダイレクトメールによる定期的なコミュニケーションを通じて、既存顧客との信頼関係を築くことが可能です。
例えば、誕生日や記念日などに特別なオファーを送ることで、顧客に特別扱いされていると感じさせ、ロイヤリティを高めることができます。
また、リピート購入を促進するキャンペーンや新商品の情報を提供することで、顧客の関心を維持できます。
こうしたアプローチは、企業やブランドに対する愛着を深める結果につながり、最終的に顧客の生涯価値(LTV)を最大化することで企業に大きな利益をもたらします。
新規顧客の獲得
ダイレクトメールは、新規顧客を獲得するためにも強力なツールです。
戦略的にターゲットを設定し、他社会員宛にダイレクトメールを送付することで、興味を持ちそうな層の関心を引く機会を作ります。
また、購入や利用を検討しているが、もう一歩踏み切れない顧客に対して、初回購入特典やDM限定キャンペーンといった具体的な利益を提示することで、行動を後押しすることも可能です。
このような施策を通じて、持続的に顧客ベースを拡大する役割も果たします。
▶他社の会員宛にDMが送れる!?効果的な新規顧客獲得の方法とは
コミュニティの構築・維持
ダイレクトメールはコミュニティの構築や維持にも役立ちます。
顧客に対して、月刊や季刊の会員誌や会報などを通じて情報を提供し続けることで、長期的な顧客基盤を構築し、結果的にブランドや商品に対するロイヤリティを高めることができます。
冊子やタブロイド版など、用途に応じて形態はさまざまです。
アンケート・リサーチ
ダイレクトメールでのアンケートやリサーチは、顧客のニーズや意見を収集する効果的な方法です。
ポイントなどのインセンティブを提供して、より多くの顧客からの回答を得ることで、マーケティング戦略の見直しや新商品の企画、サービスや顧客満足度の向上につながります。
企業としては、顧客の声を直接聞くことで市場の動向を敏感に感じ取り、柔軟に対応することが求められます。
このプロセスが、ダイレクトメールの新たな価値を生み出すことにもなります。
郵送DMのメリット
ダイレクトメールの中でも、はがきや封書といった郵送DMには多くのメリットがあります。
ここでは、郵送DMの主なメリットをご紹介します。

適切なターゲットを選べる
ダイレクトメールの最大の利点の一つは、適切なターゲットを選定できる点です。
マーケティングデータや顧客の購買履歴をもとに、セグメントされたリストを作成することで、特定のニーズや興味に応じた情報を提供できるため、高い反応率が期待できます。
また、ターゲットの特性に合わせた内容を届けることも重要なポイントです。発送頻度を調整しながら、継続的に顧客との接点を持つことで、相手の興味を惹き、より良好な関係を築く一助となります。
サンプルやノベルティを届けられる
サンプルやノベルティを届けることができる点も、郵送DMならではの特徴です。
手に取れる実物をお届けすることで、実際の商品やサービスに対するリアルな体験を顧客に提供できます。
例えば、新商品のサンプルを送ることで、顧客がその商品を体験し、購買へとつなげる効果が期待されます。
Eメールなどデジタルなツールでは味わえない、テクスチャーや香りといった五感を使った体験を通じて、顧客の購買意欲を高めることができるため、ダイレクトメールの強みとして大いに活用されます。
また、ノベルティは開封率を高め、記憶に残りやすいという特長を持っています。
特に、特別なイベントやキャンペーンに合わせて提供することで、効果的なマーケティングが展開できます。
クリエイティブの自由度が高い
郵送DMは、クリエイティブの自由度が高いという特長もあり、デザインやメッセージを用いたあらゆる表現が可能です。
色使いやフォント、レイアウトを巧みに操ることで、視覚的に強い印象を与えることができます。
また、特別なキャンペーンやプロモーションに合わせてビジュアルを変更することで、季節感やトレンドにも合わせやすくなります。
このような自由度があることは、顧客の興味を引きつけるだけでなく、ブランドの個性を際立たせる重要な要素となります。
回読性・保存性が高い
郵送DMは、回読性と保存性の高さも魅力です。
受け取った際に手元に残ることで、顧客が後で何度も読み返したり、家族や周りの人と共有したりする機会が増えます。
特に、興味を持った内容や特別なオファーがあれば、大事に保管され、再接触を促すこともできます。
また、顧客は自分のタイミングで情報を確認できるため、興味を持った段階で再確認することが容易です。
このような利点が、長期的な関係構築を促進するといえます。
受け取った人への行動喚起を期待できる
郵送DMには、受け取った人に具体的な行動喚起を促す効果があります。
日本ダイレクトメール協会が実施した『DMメディア実態調査2024』によると、ダイレクトメールを受け取った人の約20%が、ダイレクトメールを読んだ後に「ネットで調べた」や「問い合わせた」といった行動を起こしていることが明らかになっています。
魅力的なオファーや特典を提示することで、即座に行動を起こす動機付けが可能です。
例えば、期間限定の割引や特別なイベントの案内を盛り込むことで、顧客に「今すぐ行動したい」と思わせる効果があります。
その際、「今すぐ申込む」や「無料で資料請求する」といった次のステップへの導線を明示することで、ダイレクトメールの効果を最大化できます。
このような工夫が施されたダイレクトメールは、顧客の購買意思決定を後押しする強力なツールとなるため、効果的なマーケティング施策として活用されています。
競合他社に施策の実施を知られにくい
競合他社に実施内容を知られにくいことも、DM施策のメリットのひとつです。
ターゲットや広告内容が他社に露呈することが少なく、企業の戦略的な動きが保護されます。
特に、特別なキャンペーンやオファーを盛り込んだ施策は、競争の激しい市場での優位性を確保するために重要です。
自社の独自性を保ちつつ、顧客へのアプローチを効果的に進めることができるため、戦略上のアドバンテージとして評価され、企業の競争力を高める要因にもなります。
郵送DMのデメリット
郵送DMには、メリットだけでなくデメリットも存在します。
特に、費用がかかる点は無視できません。その他のデメリットも含めてご紹介します。
費用がかかる
郵送DMを活用する際の大きなデメリットの一つは、費用がかかることです。
デザイン・印刷・封入・発送など、さまざまな要素が関わる中で、特に送料は発送通数に比例して増加します。
加えて、昨今の郵便料金値上げの影響も大きく受けます。
このデメリットを克服するためには、事前に明確な予算を設定して無駄な出費を避ける工夫が求められます。
DM発送代行会社を利用することもその工夫の一つです。
時間がかかる
郵送DMは、発送までに時間がかかるというデメリットもあります。
特に、DM企画といった事前準備や制作・印刷、さらには発送してから顧客に到達するまでに一定のリードタイムが生じることもあります。
例えば、キャンペーンのタイミングに合わせたDM発送を計画している場合、発送が遅れると顧客に情報をタイムリーに届けられず、期待する効果を損なう可能性があります。
このような場合に備えて、余裕を持ったスケジューリングが重要です。
また、事務的な準備により企業内での担当者の負担も増加し、他の業務に支障をきたすことも考えられます。
顧客データのメンテナンスが必要
DM施策を成功させるためには、個人情報を含む顧客データのメンテナンスが不可欠です。
実際に施策を行う際、古いデータに頼っていると結果的に無駄なコストが発生し、期待される効果を得られなくなります。
住所情報が古いと、大量の返送物が発生するといったリスクもあります。このため、定期的に顧客情報を更新するプロセスが必要です。
また、顧客の関心やニーズは日々変化するものであり、データが少しでも古くなれば、施策の効果は薄れてしまいます。
新しいデータベースを構築するためのリソースも必要になるため、戦略的な運用が求められます。
リアルタイムでの効果測定が難しい
郵送DMにおいては、リアルタイムでの効果測定が難しい点もデメリットです。
デジタル施策とは異なり、郵送DMは送付後、一定の期間を経てからその効果が現れるため、その施策の反応や効果を即座に把握することが困難です。
反応率を即時に数値化し、次回の施策に速やかに反映させるといった臨機応変な対応が求められるマーケティング戦略には不向きな面もあります。
ダイレクトメール(DM)の費用を抑えるポイント
ダイレクトメールの費用を抑えるための重要なポイントが3つあります。
これらのポイントを押さえることで、無駄な支出を抑え、効率的なマーケティング施策を行いましょう。

適切な形状と発送方法を選ぶ
ダイレクトメールの形状や発送方法を選ぶ際には、コストに大きな影響があるため、慎重に検討する必要があります。
例えば、はがきは封書に比べて安価な送料で、手軽に発送できる形式です。
サイズや形状によっても費用が変わるため、自社の目的や伝えたい内容に最も適したものを選ぶと良いでしょう。また、封筒のサイズや紙質によってもコストは異なるため、これらの違いを意識して選定プロセスを進めることが重要です。
このように適切な形状と発送方法を選ぶことで、効果的に費用を抑えることができます。
発送通数や重量を調整する
発送通数や重量の調整は、ダイレクトメールの費用を抑える上で重要です。
具体的には、より詳細なセグメントを行うことで発送通数を最適化し、必要な数だけを発送することで無駄なコストを削減できます。
また、発送するダイレクトメールの重量も考慮する必要があります。
封書であれば、封入点数や紙の斤量を見直し、1通あたりの重量を軽くすることで送料を抑えることも可能です。
サイズや重さに関する最適なバランスを取り、より経済的かつ効果的なダイレクトメールを送りましょう。
ダイレクトメール(DM)の発送を外部委託する
DM発送を外部に委託することで、コストを抑えつつ業務の効率を高めることが可能です。
DM発送代行会社に依頼することで、封入や封緘といった発送作業が効率化されるとともに、時間とリソースを有効活用できるため、企業のご担当者様が本来の業務に集中できます。
さらに、製造と発送を一括して委託することによりスケールメリットを享受できるDM発送代行会社も多く、全体のコストを削減する手段として非常に効果的です。
封入から発送までの一連の業務を効率化
発送業務を熟知し、ダイレクトメールに関する多くのノウハウを持っている発送代行会社に委託することで、宛名印字、封入・封緘、発送までのすべての業務を迅速かつ正確に行うことができます。
これにより、自社内の負担を軽減し、時間を他の重要な業務に充てることができます。
特に、発送業務におけるプロセスを一元化することで実現する業務効率化は、DM施策の費用対効果を高める重要な要素といえます。
なお、ダイレクトメールの企画制作、印刷といった前工程からワンストップで委託することも可能です。
特約運賃の活用
ダイレクトメールを発送する際には、挨拶状などを作成するための「印刷費」、封入する際の「作業費」、そして顧客に届けるための「送料」がコストとしてかかります。
その内訳は「送料」が大半を占めるケースが多く、DM発送においては、1通あたりのコストの約80%を「送料」が占めています。
この「送料」を抑えるためには、特約運賃を活用する方法があります。
年間を通して大量のダイレクトメールを扱う発送代行会社は、日本郵便をはじめとする各配送会社と特約契約を結んでいるため、基本料金よりも安価に発送することができます。
この特約運賃を活用することで「送料」を大幅に削減できる場合があります。
企業が長期的な発送計画を立てる際には、DM施策全体の費用を抑えるためにも、発送代行会社が持つ特約運賃の活用をご検討ください。
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